涼を呼ぶ仕組み色々
日本の夏は蒸し暑い!そこで昔から涼を呼ぶ仕組みが色々作られています。実際に涼しくするものもあれば、なんとな~く涼しい気分になれるものもあります。
そんな涼グッズの代表が「風鈴」ではないでしょうか。
チリリ~ン♪という音がどこからか風に乗って聞こえてくると、なんだか涼しい気分になれます。
今年は去年に引き続き節電の夏。様々な暑さ対策が考えられている中、風鈴を作る工房への注文は例年を大きく上回っているんだとか。
耳で涼しさを感じる心は日本人の中に脈々と受け継がれているのかもしれませんね。
最高の節電グッズ「うちわ」
少しでも電気を使う量を少なく、そして涼しくしたい!そんなわけで扇風機が非常に注目されている昨今ですが、消費電力ゼロの「うちわ」を活用してみるのはいかがでしょうか。
うちわであおぐと涼しくなるのは、風があたってより多くの汗が気化するためと言われています。打ち水をすると涼しくなるというのと原理は同じです。
調べてみると、うちわであおぐことで体感温度が2度下がるとも言われています。
最近ではうちわも進化をしていて、体感温度の下がる成分が含まれているミントのエッセンシャルオイルを柄の部分に垂らして使ううちわなんていうものも商品化されているそうです。
スマホでエコ!?涼しさを見る
スマホで涼を呼ぶ仕組みも出てきています。それは、スクリーンショットで涼しい写真を表示させるというもの。
滝などの写真は見ているだけでもなんとなく涼しい気分にさせてくれます。
見る涼は昔から演出されていて、例えば氷が割れたような模様に見える「氷裂文(ひわれもん・ひょうれつもん)」という模様の焼き物を夏場に使って涼しさを演出する、なんていうこともされていたとか。
風流ですね~。
日本の夏は昔から蒸し暑いから、なんとかすっきり爽やかに過ごせるようにと、色々な工夫がされてきています。最近では科学技術を取り入れながら様々な涼しいグッズが出てきていますが、それと同時に昔ながらの涼しさも取り入れると風情があって良いと思いませんか。