歴史・文化 - 日本文化と今をつなぐ。Japaaan

大掃除はいつまでにすればいいの?煤払いは年神様を迎える大切な準備

大掃除はいつまでにすればいいの?煤払いは年神様を迎える大切な準備

ちなみに江戸城大奥では「御煤納御祝儀」の行事が行われたことから、江戸では大名屋敷から長屋まで一斉に煤払い。上を下への大騒ぎだったようです。この時期には煤払い用の青竹売りも町を練り歩き、正月気分まっしぐら。

大奥では煤払い終了後、御留守居役が「万々歳」などと唱え、ご祝儀として手ぬぐいや反物が配られました。商家では若い衆がかり出されて、煤払い終了後は酒や食べ物が振る舞われました。儀式というより、町中お祭りのような雰囲気だったようです。

煤払い終了後は、大奥でも町民でも、なぜか若い男性が女性たちに胴上げされました。大相撲の神事で、神様の代わりとなる行司を天に返す意味で胴上げが行われますが、逆に「掃除も終わったので、神様きてくださーい」という意味で、神様を迎える行為として発展したのでしょうか?

その名も「神送りの儀式」!なんと行司さんを投げちゃう、大相撲中継では見られない特別な儀式

大相撲の場所が始まると楽しみなのは、毎日のNHK大相撲中継!相撲ブームと言われて久しい昨今では、欠かさず録画してご覧になるという方も多いのではないでしょうか。特に、表彰式や優勝力士インタビューなどが放…

特に若く美しい男性が好まれたようで、女性たちが嬉々として追っかける様子が微笑ましい。

「冬の宿 嘉例のすゝはき」(三代歌川豊国 画)

煤払い終了後は門松や注連縄、鏡餅を飾ります。門松は歳神様がやってくる目安となる物、注連縄は天照大神の岩戸に由来し、岩戸に注連縄を巻いて入れないようにしたものです。今では神聖な場所に邪気が入らないようにという意味で、家の中を守ってくれます。鏡餅は神様が家に滞在する松の内の間、依り代となる物です。

いつも大晦日に慌てて大掃除していたかたは、今年は13日までに終わらせて歳神様を迎える準備をしてはいかがでしょう。

3ページ目 大晦日は大祓の日。罪穢を祓う行事

 

RELATED 関連する記事