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いたずら心が悲劇へ。12歳で亡くなった四条天皇の運命と歴史のその後が壮絶すぎる

いたずら心が悲劇へ。12歳で亡くなった四条天皇の運命と歴史のその後が壮絶すぎる

これにより朝廷や鎌倉幕府は大混乱となり、天皇がいない状態が11日間続いてしまいました。

天皇が空位という状態は、過去450年間一度も起こったことがなく、慌てた鎌倉幕府は少しでも鎌倉に縁がある後嵯峨天皇の即位に関わります。後嵯峨天皇は後鳥羽上皇の孫にあたる人物です。

後嵯峨天皇の父親である土御門天皇(後鳥羽上皇の息子)は、後鳥羽上皇が流された際に連座して流され、この事件がなければ皇位が回ってくることはまずありえない人物でした。

このスリップ事故は、非後鳥羽系統の血脈が断絶し、後嵯峨系統の血脈に再び皇位が戻ってくるきっかけとなる大事件でした。

それだけに後鳥羽上皇の祟りのせいだとまことしやかに語られたりもしたようですが、果たしてその真相は今となっては分かりません。

 
 

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