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「腹」と「原」を勘違い?10人目の総理大臣・原敬の暗殺事件は犯人の勘違いで起きた?

「腹」と「原」を勘違い?10人目の総理大臣・原敬の暗殺事件は犯人の勘違いで起きた?

事件の1ヶ月前、中岡が仕事の後に上司と酒を飲みながら政治談義をしていた最中、「今や武士道精神は失われた。政治家は”腹”を切ると言うが、切ったためしがない」と上司が激高したそうです。

それを聞いた中岡は、日頃から原政権に不満を持っていたことも手伝い、「それなら私が”原”を斬る!」と言い放ち、とうとう実行したそうです。

このエピソードの真相は今となってはわかりませんが、原がもし暗殺されていなければ、歴史はまた違った方向に流れていたかもしれませんね。

ちなみに原を殺害した中岡は、その後、無期懲役の判決を受けますが、3回の恩赦により1934年出獄。終戦まで満州の陸軍司令部など中国大陸で勤務をします。その際に出会ったソ連からの難民のタタール人に興味を持ち、神戸モスクを通じてイスラムに改宗し、現地でムスリムの女性と結婚しました。

 

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