語源はオランダ語。日本のランドセルが海外でも話題に?ランドセルの歴史を探る
子どもたちの実用品として、教科書やノートなどの学用品をいれて登校するランドセル。小学校入学と同時に、おじいちゃんおばあちゃんからプレゼントしてもらったという思い出を持つ方も多いのでは?
最近では色や形も多様化し、カラフルになってきました。またブランド物のランドセルも販売されているよです。
そんなランドセルですが、近年は、子どもたちの実用品としてだけではなく、ファッションやインテリアなどとして、国内だけではなく海外にまで需要が出ているようです。
今回は、多くの日本人にとってなじみ深いランドセルの過去と現在についてまとめてみようとおもいます。
日本の学校にランドセルが登場したのは、1885年のことです。採用したのは、当時、宮内省管轄の官立学校だった学習院。当時、同校に登校していた児童は、馬車で通ったり使用人に荷物を預けたりするなど様々でした。
しかし同校は、「学校では皆平等、家庭環境を教育の場に持ち込むのはいけない」との理念のもとに「学用品は自分の手でもってくる」べきだとし、子どもたちは、馬車や人力車で通学することや使用人に荷物を預けることを禁止されました。
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