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葛飾北斎も参加した料理本も大ヒット!江戸時代の三つ星料理店「八百善」が人気店になった理由とは?

葛飾北斎も参加した料理本も大ヒット!江戸時代の三つ星料理店「八百善」が人気店になった理由とは?

新しいことに挑戦し人を魅了する八百膳

文政10年(1827)には、11代将軍・家斉さまが鷹狩りの際に御成りになり、八百善で休憩したこともあるそう。この頃には、超有名店だったのでしょう。このほかにも、商品券にあたる「料理切手」を発行したり、顧客への土産に「起こし絵」というものを渡したりと、話題が尽きることはありません。

八百善が人気店になったのは、他の店がやっていないことつまり新しいことに挑戦すること、お客様を大切にし日々精進する気持ち、旬のもの新鮮なものを使って、素材の味をいかして料理すること…さまざまなことが合わさって、多くの人を惹きつけたのではないでしょうか。

それにしても、2代目には感謝ですね。だって、そのとき料理屋に転身していなかったら、人気料亭・八百善は誕生しなかったのですから。

参考文献:江戸諸国萬案内

 

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