江戸の離婚事情!江戸時代ってどんな理由で、どうやって離婚してたの?:2ページ目
仲介役の縁切寺
2人だけじゃどうにも決着が付かない!そんな時のお助け役が「縁切寺」でした。男子禁制の縁切寺に妻が駆け込んで「助けて下さい!」とすがれば寺はすぐに仲介に入って夫側を説得し、速やかに示談で離婚を成立させました。
縁切寺は鎌倉の東慶寺と群馬の満徳寺の2か所でした。
話し合いが困難な場合には、駆け込んだ妻が一定期間(東慶寺では24ヶ月)縁切寺に滞在する事で強制的に離縁が成立し、夫は離縁状を書かなくてはなりませんでした。
寺に滞在する間、妻は出家するわけではなく寺の日々の雑務を手伝いながら過ごしたそうです。