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鎌倉幕府を倒すも政治には無関心?室町時代を築いたレジェンド・足利尊氏の生涯に迫る!その2

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鎌倉幕府を倒し、英雄となった尊氏。しかし、朝廷の政治には無関心だった?

1333年の5月22日に鎌倉幕府が倒れると、高氏は後醍醐天皇から武勲が一番であったと賞賛され、従四位下を始めとした数々の官位、各地に30の所領を賜ります。同年8月5日には天皇の名前である『尊治(たかはる)』から一字を賜って尊氏と名乗りました。

後醍醐天皇が行った建武の新政(建武中興)には各地から武将が招かれて仕官しましたが、尊氏は要職に就かなかったので“尊氏なし”と噂にもなりました。一説には後醍醐天皇など朝廷サイドから遠ざけられたとも、尊氏が自分から朝廷の政治に関心を示さなかったとも言われています。

しかし、そこまでして政権から距離を置いたにも関わらず、家柄も能力も申し分なく、気前の良い尊氏の周囲には多くの武士が集まります。それは、他でもない建武の新政から来るものでした。

3ページ目 建武の新政で武士や民は困窮…追われた者達が、尊氏を頼って押し寄せる!

 

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