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仕事帰りに気軽に参拝♪かえるさんや宝船が祀られた都会の真ん中の神社「十番稲荷」

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十番稲荷神社の由来

この神社は、旧坂下町にあった末広神社と、旧永坂町にあった竹長稲荷神社が元となっています。どちらの神社も戦争で焼失してしまったのですが、その後合併し、「十番稲荷神社」として現在の場所に建てられたのは平成9(1997)年3月のことでした。

衣食住と商売繁盛の神様・倉稲魂命(うかたのみたまのみこと)や、武運長久の神様として有名な日本武尊(やまとたけるのみこと)、その他に学芸・芸能・美を司る「宗像三女神」が、ご祭神として祀られています。

階段の下には「かえるさん」と「宝船」

さて、参拝を終えて階段を降りると、鳥居の左右に宝船とカエルの親子の石像が鎮座していることに気付きます。鳥居の向かって右側にいるカエルの親子は「かえるさん」と呼ばれ、この神社のシンボル的な存在として親しまれています。

この「かえるさん」は、水を吹きかけて江戸時代の大火から備中の領主の屋敷を守ったという伝説の残る、がま池の大ガエル。神社では「かえるのお守り」も授与されていて、「無事かえる」「遺失物がかえる」「若がえる」などのご利益があるとか。

また鳥居の左側には、「宝」という文字と七福神の石像が印象的な宝船。これはまだ比較的新しく、平成9年の地下鉄開通に伴って、新しく制作・奉納されたものなのだそうです。

東京の真ん中の鎮座する神社、近くを通っていても見過ごしているかもしれません。この機会に訪れてみてはいかがでしょう。

 

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