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桂小五郎 VS 坂本龍馬!両者が幕末の剣術試合で剣を交えたという新史料が見つかる

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坂本龍馬の剣の腕を証明する史料といえば、現在では北辰一刀流千葉道場の長刀(なぎなた)の初目録が残されているのみで、その他の目録は大正2年の火災で焼失したとされています。そのため後世の証言に頼るほかなく、幕末ファンの間では「龍馬は強かった」という説が根強い一方で、近年は司馬遼太郎氏の名作「竜馬がゆく」に描かれたような冴えわたる剣才を疑問視する声もあがっています。

免許皆伝が存在した事を示唆する史料はあっても、皆伝そのものが焼失して現存しないために、「本当は弱かった」なんていう説も。しかし、今回発見された史料に記された内容が真実であれば、敗れたとはいえ、天才剣士桂小五郎から5本中2本取っているのですから、桂ともほぼ互角に張り合える素晴らしい腕を持っていたことが証明されます。

まだまだ研究が必要とされるようですが、桂と龍馬の「幻の試合」、そして龍馬の剣豪説が幻ではなく真実となる日も、そう遠くはないのかもしれません。

アイキャッチ画像出典元 :近代日本人の肖像

 

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