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雰囲気、舌鼓…なんて読む?日本語の乱れじゃない、意外とたくさんある「音位転換」で言葉が変わる

雰囲気、舌鼓…なんて読む?日本語の乱れじゃない、意外とたくさんある「音位転換」で言葉が変わる:2ページ目

「山茶花」「秋葉原」も音位転換!

「音位転換」とは、簡単に言えば発音しにくい音の並びが、より発音しやすい並びに入れ替わることです。日本語では「雰囲気」「舌鼓」の他にも、多くの言葉が「音位転換」によって仮名の位置が入れ替わり、そのまま定着しています。

例えば「山茶花」は、漢字をそのまま読もうとすると「さんさか」ですが、現在「さざんか」と読まれていますよね。

いわゆるオタク文化と家電の街として知られる「秋葉原」も、現在は当然のように「あきはばら」と読まれていますが、元は漢字を見たまま「あきばはら」でした。

これらの例は全て発音がしやすいように「音位転換」が起こり、いつしかそれが「正しい日本語」として定着した代表的なものとして、大学の日本文学科で教鞭を取る日本語学の教授なども頻繁に取り上げています。

法則としては、「さんさか→さざんか」のように語頭と語尾の仮名はそのままで、間の2文字が入れ替わるのが基本となっています。

3ページ目 日本語だけじゃない!外国語にも同じ現象が

 

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