実は金閣寺と銀閣寺の他に京都市に存在する「銅閣寺」:2ページ目
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金・銀ときたのに・・・銅閣寺はないの…?あった!
さて、ここまで見てきて「金と銀があるのに、銅はないの?」と、不思議に思った方はいらっしゃいませんか?
実は筆者が小学校の授業で金閣・銀閣を勉強した時に、クラスメートの1人も「先生、銅閣寺はないんですか!?」と叫んでいました。
オリンピックのメダルの色も「金・銀・銅」ですし、これは非常に気になる所ですよね?
実は2016年5月20日に、日本テレビのクイズ番組で「金閣・銀閣だけでなく銅閣寺も存在する?」という出題がされたのですが、その答えは「存在しない」でした。ところがその後、Twitterには「銅閣寺も存在する!」という視聴者による反論が書き込まれ、あわやプチ炎上状態になったとのこと。
視聴者が「実際は存在する!」と主張した「銅閣寺」は、京都市東山区の八坂神社の近くにある、大雲院というお寺の「祇園閣」の通称です。
このお寺はあの織田信長の息子・信忠の菩提寺として建てられ、数回の移転を経て1972年に現在の場所へ移されました。金閣寺・銀閣寺のように有名になっていない理由としては、このお寺の門の前には柵があり、基本的には非公開とされているからです。
一般公開される機会もないわけではないのですが、境内の内部は撮影禁止とされていることもあり、あまり情報が出回ってはいません。
さて、2020年は東京オリンピックです。日本へやってくる世界中の皆さんも、観光名所として名高い金閣寺・銀閣寺だけでなく、もしかしたら「銅閣寺」もセットで注目してくださるかも知れませんね!
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