本陣、旅籠に木賃宿…実はいろいろ選択肢があった、江戸時代の宿泊施設:2ページ目
お財布にうれしい、リーズナブルな旅籠
『東海道中膝栗毛』のように、お参りや観光が目的の庶民がもっぱら利用したのは、今の旅館やホテルに近い旅籠でした。旅籠の分類も規模によって大中小に分けられたり、飯盛女と呼ばれたサービス(夜のお相手をする事もあった)に従事する女性の有無で呼び名が変わるなど、様々でした。
旅籠の宿泊料金は、一汁三菜の食事が付いて200文から300文と一律ではありませんでしたが、現代の価格に換算して3000円~5000円程度と、安価なビジネスホテルに近い価格です。
3ページ目 ちょっとリッチな脇本陣、金欠の時の強い味方の木賃宿