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若者の"和菓子離れ"? 頻度は洋菓子の約半分「和菓子の喫食率」に関するアンケート

若者の"和菓子離れ"? 頻度は洋菓子の約半分「和菓子の喫食率」に関するアンケート:2ページ目

和菓子はハードル高い印象?

和菓子よりも洋菓子を購入すると回答した人に、その理由を尋ねたところ、10代と20代では「価格が高い」「近くで買えない」「かしこまった感じがする」など、敷居の高さを感じている様子がうかがえました。また、30代以上では「コーヒーや紅茶に合わない」との回答が最も多く、飲みものとの相性から購入するスイーツを選んでいることがわかりました。

また、60代以上では和菓子のイメージはは「身近である」が1位でしたが、50代以下では「格式高い」「高級感がある」「著名な造り手がいる」など、よくも悪くも特別感のある印象を持たれているようです。

一方、洋菓子は見た目の華やかさや、有名パティシエのスイーツがブランド化したり、話題が豊富で全体的におしゃれなイメージ。実は洋菓子のイメージの第1位は、各年代ともに「カロリーが高い」というネガティブなものですが、ビジュアルの華やかさで和菓子よりも洋菓子に手が伸びてしまうのかもしれません。

若者は和菓子をよく知らない

和菓子の種類がどれだけ認知されているか、との調査では、ほとんどの項目において年齢と認知度の高さが比例する結果となりました。「ようかん」「おはぎ」「もなか」「かしわもち」「くずもち」「甘納豆」は、全世代で7割以上が知っている「みんな知ってる和菓子」。

認知度の低かった和菓子の一つ「かるかん」は、60代で7割近くの方が知っている一方で、10代で知っていると答えたのはわずか13.5%。世代間のギャップが大きい和菓子です。

よく知られている和菓子とそうでないものの差は、スーパーやコンビニの棚に並んでいるかどうか、というあたりかもしれません。

これらの数値を見ると、若年層は和菓子が好きではないのではなく、身近でないが故に知らないから食べないのかもしれない、とも推察できます。

Japaaanではこれまでに、可愛らしい、美しい和菓子も多数ご紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。

日本のお菓子であるにも関わらず、現代では認知度が低く洋菓子人気に押されている和菓子ですが、職人の技術や素材へのこだわりは日本文化の一つとしてもっと広く受けいられる可能性を秘めています。伝統的なものから革新的なものまで、幅広く奥深い和菓子を、気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。

Source:@Press

 

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