知らなかった!偉人・野口英世は改名していた。その驚きの理由を知ってますか?:2ページ目
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手間暇かけてついに改名!しかし…
とは言っても、当時も現在も、改名はそう簡単に認められることではありません。「小説の登場人物に名前が似ていて嫌だから」という理由では、到底認められることはないでしょう。
そこで野口から相談された彼の恩師の小林栄は、村長に相談の上、「同姓同名の人物がいて紛らわしいから」という理由をでっち上げることにし、よその村で「佐藤清作」という男性を見付け出しました。
佐藤清作氏とその親に依頼して、彼には三ツ和村の「野口家」へ籍を移し「野口清作」という名前になってもらうことになりました。そうすると「野口清作」が2人になるため、晴れて「野口英世(清作)」は役所に改名願いを提出し、「野口英世」となったのでした。
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ちなみに、『当世出世気質』は明治17年に起稿、翌18年に出版されたもので、改名の相談をされた小林栄が英世の死後に作者・坪内逍遥に問い合わせた手紙の返事からも、それは明らかです。
野口英世は明治9年11月9日生まれですから、この小説が出版された当時はまだ8歳か9歳ということになり、「野々口精作」とは本当に偶然名前が似てしまっただけだったようです。
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