相撲は行司も階級社会!立行司〜序ノ口行司で服装も違うんです:2ページ目
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服装も階級で違う
力士は階級により服装や髪型などが異なりますが、行司も階級により、それぞれ違いがあります。
その中でも、ぱっと見て分かりやすいのは、足元です。序の口から幕下までの格の行司は、袴をたくし上げて裸足で土俵に上がっています。土俵上で足袋を履くことが許されるのは、十枚目行司に上がってからです。更に昇進して三役格の行司となると、足袋の上に草履を履けるようになります。
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最高位の立行司は、腰に短刀を差しています。横綱・大関の取組や優勝決定戦などの大事な一番を裁く立行司は「万が一差し違えがあった場合は責任を取って切腹します!」という意味。力士の最高位の横綱と同じく、行司の最高位である立行司の「責任のシンボル」なのです。
行司の昇格や降格は、必ずしも年功序列ではありません。土俵上の態度・裁きの正確さ・かけ声や声音・後輩の指導能力などが考慮され、昇進が決められます。
また降格についても、原則として1年間に一定数以上の差し違えがあった場合には、一枚降格という定めがあります。立行司が差し違えをした場合には、協会に進退伺いを出したり、引退届を提出することもあるそうです。
相撲界の厳しさは、力士だけでなく行司も同じなのです。
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