平安貴族の雅(みやび)気分を味わえる遊び「貝合わせ」とは?それは女の子の幸せのシンボル!:2ページ目
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なぜハマグリの貝?
ハマグリのような二枚貝は、対となる貝殻としか組み合わせることができないため、唯一無二のペアとして夫婦和合の象徴として重宝されていました。
平安時代の女性の手のひらに収まる大きさも、選ばれた理由のひとつですね。大きすぎず、小さすぎず、貝殻の中に美しい絵を描いて鑑賞するにもぴったりだったのです。
内側に金箔を張り、胡粉を使って盛り上げた上に雲形を施して源氏物語などの絵柄を対に描き、豪華絢爛な嫁入り道具としてつくられたのです。源氏物語にも貝合わせで遊ぶシーンや、嫁入り道具として贈られるシーンが出てきます。当時は婚礼には欠かせない女の子の幸せのシンボルでした。
現代でも手に入れられる心ときめく貝合わせ
結婚運や夫婦円満運などの良縁を表すハマグリの貝合わせは、女の子の健やかな成長と幸運を願う縁起物として、現代でも百貨店や結納道具店で手に入れることができます。特にひな祭りが近づくと目にする機会も増えてきますね。
ひな祭りや結婚のお祝いに、平安時代から受け継がれた日本の伝承遊び「貝合わせ」を選ぶのもセンスがいいですね!
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