和菓子の老舗「とらや」から、見本帳の絵図がステキな「とらやカレンダー2017」発売中
和菓子の老舗「とらや」から、今年もオリジナルカレンダーが登場しました。
2016年10月初旬から販売されている、2017年版の「とらやカレンダー2017」では、文政7年(1824)に作成された見本帳、『御菓子繪圖(おかしえず)』から各月のモチーフとなる絵図が選ばれています。毎月、異なる和菓子が配され、季節感や造形美を楽しめて、目にも美味しく、味わい深いカレンダーです。
手彩色の菓子の絵図を生かすために、無駄なデザインは加えずにシンプルで上品な仕上がりとなっています。カレンダーに使用した紙は、「とらやカレンダー」のためにつくられたオリジナルの「和花紙(わかし)」。やわらかな色味が見本帳の絵図を引き立てます。その他にも、日付に使用されるフォントから、印刷のインキなど、細部にまでこだわって制作されました。
デザインは、株式会社デザイン倶楽部の木下勝弘氏。監修は「とらや」のクリエイティブディレクターをつとめる株式会社サン・アドの葛西薫氏が手がけています。
見本帳とは、菓子の絵図と菓銘(菓子の名前)などを記したもので、カタログのような役割を果たしていました。 当時のお菓子の意匠や製法を現在に伝える貴重な資料であり、「とらや」では、見本帳に載っている菓子の一部が現在でも販売されているそうです。
「とらやカレンダー2017」は、価格¥1,000(税抜)。とらや直営店、一部百貨店等で販売中です。