【豊臣兄弟!】「私を殺してみよ」女武将・お市の凄絶な覚悟と秀吉の決別…あまりに切ない悲劇の始まり:5ページ目
信長に決別を告げるために行った葬儀
お市は秀吉より先に信長の法要を妙心寺で行いましたが、史実でも、天正10年9月ごろ、お市は夫・勝家の勧めにより京都・妙心寺にて信長の百箇日法要を行なっています。(『月航和尚語録』)
それにめげず、小一郎の「なんのためにやるんじゃ」という反対にもめげずに、京都・大徳寺にて信長の葬儀を行う秀吉。実際、秀吉も10月11日〜17日間に、ド派手で豪華絢爛な葬儀を大徳寺で行なっています。(『惟任退治記』)
ドラマでは、葬儀で秀吉は敦盛を踊り居並ぶ諸将たちに「信長様のあとを継ぐのは自分しかいない」とアピールをしつつ、空に向かい「新しきおもしろき世を作る」と宣言しました。
そして、懐に入れていた信長の草履を位牌の前に起き、「これでお別れにございます。」と決別の言葉を告げるのでした。あれだけ愛した信長の形見の草履。それを手放し静かに別れを告げる秀吉の胸の中に秘めた悲しみが伝わってきました。
もう片方の草履はどこに?小一郎の覚悟はいかに。
もう片方の草履はまだ小一郎が持っているはず。しかも、最近亡くなった我が子・与一郎(大西利空)がわざわざ持って来てくれた……大切な草履。
小一郎は、その草履をどうするのでしょうか。そしてどうやって変化していく兄を受け止め助けていくのでしょうか。いよいよ、秀吉の天下取りが進むと共に、悲劇の時が近づいてきました。
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参考:
黒田 基樹
羽柴秀長の生涯: 秀吉を支えた「補佐役」の実像
『惟任退治記』


