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“戦上手”だけじゃない!リアリスト・織田信長が京都上洛後に仕掛けた現代顔負けの「金融戦略」

“戦上手”だけじゃない!リアリスト・織田信長が京都上洛後に仕掛けた現代顔負けの「金融戦略」

現実を見る信長

織田信長という人物を考えるうえで、まず注目したいのが現実を具体的にとらえる能力です。

信長が育った尾張は商業がさかんな地域でした。人や商品が動く世界で成長したことは、信長の政治感覚にも大きな影響を与えたと考えられます。

商売では、理想より現実が重要になります。何が売れるのか、どこに人が集まるのか、どうすれば商品を運べるのかを見なければなりません。

桶狭間の戦いや稲葉山上の入手など、信長が天下人へ近づく過程は、どうしても戦国武将の常で「戦歴」の中に見出されがちですが、実は彼は商業活動による天下統一も目指していました。

一五六八年、彼は足利義昭を奉じて京都へ入ります。三好三人衆が擁立していた足利義栄を退け、義昭を室町幕府第十五代将軍にしたのです。

この「京都入り」の後、信長は商業をも天下統一に向かう重要な筋道として考え、さまざまな政策を実現していきます。

2ページ目 戦争だけではない?信長が推進した経済政策

 

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