手洗いをしっかりしよう!Japaaan

『豊臣兄弟!』娯楽としては満点!でも引っかかる…“信長像”に残った歴史好きの違和感

『豊臣兄弟!』娯楽としては満点!でも引っかかる…“信長像”に残った歴史好きの違和感:3ページ目

まとめにかえて~『豊臣兄弟!』のもつ影響力~

今回の放送回を含め『豊臣兄弟!』で描かれる信長像は、従来の「冷血漢」とも、「合理的革命児」とも少し異なります。そこにあるのは、どこか現代的で、時には温かな人間味をまとった人物像です。

しかし、その姿に戦国という苛烈な時代を生きた信長像を重ね合わせると、そこに多少なりとも“揺らぎ”を感じるのも事実でしょう。

だが考えてみると、その揺らぎこそが『豊臣兄弟!』という作品の魅力なのかもしれません。歴史そのものを忠実に再現するのではなく、現代の視聴者が共感できる人物像へと再構築する。

だからこそ、この大河ドラマは娯楽として抜群に面白い。そして同時に、歴史好きに「本当の戦国とは何か」「人々を引き込む魅力ある歴史とは何か」を改めて考えさせる力を持っているのではないでしょうか。

※関連記事:

「豊臣兄弟!」直(白石聖)はどうなる!?次回2月22日放送のあらすじ&場面写真が公開

NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」、2月22日(日)放送予定の第7回「決死の築城作戦」の予告、場面写真が公開されました。大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより寧々に対しては思いのほか奥手…

どうした秀吉?『豊臣兄弟!』藤吉郎が踏んだ豊臣崩壊ルート…戦国時代、最終局面の誤算とは

豊臣秀吉という人物に対する一般的な評価といえば、「旺盛な才覚の持ち主」という言葉に集約されるのではないでしょうか。人間味あふれる親しみやすさで周囲を惹きつけ、ときに圧倒的な存在感で場を掌握する…

『豊臣兄弟!』妻との絆に涙…いずれ秀吉に仕える大沢次郎左衛門の生涯と、2つの「嘘から出た実」

大河ドラマ「豊臣兄弟!」の5話は『嘘から出た実(まこと)』。この、“嘘から出た実”は、2つありました。さて、新章に突入した豊臣兄弟の出世物語。桶狭間の戦いで手柄を立てた藤吉郎(池松壮亮…
 

RELATED 関連する記事