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「明治維新=近代の始まり」は古い常識——“近代日本”はペリー来航時すでに始まっていた!

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主導権争いがメイン

日本史の時代区分も、こうした連続性を反映して変わってきています。小中学校では縄文・弥生・古墳・飛鳥など細かな時代名を学びますが、高校では原始・古代・中世・近世・近代・現代と大きく分けます。

これについて、昔は「近代=明治維新から」とされていました。

しかし現在の歴史学では、近代の始まりをペリー来航、つまり1853年の黒船来航に置くようになっています。ついでに言えば、最近では中世の始まりの時期についても院政期からとする見方が主流です。

ペリー来航は、日本が国際社会に本格的に巻き込まれた転換点でした。ここからいわゆる日本の夜明けが始まったと考えることができます。

幕末の政治対立は、単なる保守対革新の争いではありません。幕府も薩長を中心とする勢力も、目指していたのは近代国家の建設でした。

違いは改革の方向性ではなく、近代化をどう進めるか、その主導権を誰が握るか、という争いだったのです。

3ページ目 誰が新秩序をもたらすか

 

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