手洗いをしっかりしよう!Japaaan

戦国最強フリーランス忍者・加藤段蔵の狂気!卓越した才能ゆえに身を滅ぼした凄腕忍者の末路【前編】

戦国最強フリーランス忍者・加藤段蔵の狂気!卓越した才能ゆえに身を滅ぼした凄腕忍者の末路【前編】:2ページ目

上杉謙信の不安

この噂を聞きつけたのが、「越後の龍」こと上杉謙信です。

謙信は段蔵の能力を試すため、重臣である直江景綱の屋敷から、厳重に守られた長刀を盗み出すよう命じました。

段蔵にとってそれは造作もないことでした。彼は屋敷に忍び込むと番犬を毒殺し、長刀だけでなく寝所にいた少女まで連れ去ってしまったのです。明らかにやり過ぎです。

これほどの離れ業を見せたにもかかわらず、謙信の反応は冷ややかなものでした。

「これほどの術を使う人間を野放しにしておけば、いずれ自分の命も狙われるかもしれない」と考えた謙信は、段蔵を称賛するどころか、密かにその討伐を命じます。

危険な気配を察知した段蔵は、すぐさま越後を逃げ出しました。【後編】では、この後の段蔵の逃亡先と、彼の最期について解説します。

参考資料:
歴史人
はやぶさ宝石箱

 

RELATED 関連する記事