【大河べらぼう】で劇団・蔦重(?)が劇中劇で演じた『江戸生艶気樺焼』の実際の内容を全ページ紹介
8月3日(日)に放送された大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」では、田沼意知(宮沢氷魚)を失った誰袖(福原遥)に、もう一度笑顔を取り戻してもらいたいと願う蔦屋重三郎(横浜流星)による”仇討ち”が描かれました。
「べらぼう」まさかの”劇中劇”で蔦重の仇討ちを展開!笑いと涙の異例回で、笑顔を取り戻した誰袖
『手拭合』のスキマ男(仮称)をモデルに、とびきり下らない主人公・仇気屋艶二郎(あだきや えんじろう)を生み出した山東京伝(古川雄大)。あまりの下らなさに、闇堕ちしていた誰袖(福原遥)も笑いを禁じ得ませ…
蔦屋重三郎なりの”仇討ち”とは、書物によって佐野世直大明神ブームを終わらせるというもの。周囲の仲間の助けもあり、山東京伝/北尾政演(古川雄大)による黄表紙『江戸生艶気樺焼(えどうまれ うわきのかばやき)』が完成、江戸庶民のブームは本作に移っていくのでした。
史実、『江戸生艶気樺焼』という黄表紙は実際に蔦重の耕書堂から1785(天明5)年出版された作品です。「べらぼう」でも描かれていたように本作は大ヒットし、その後、幾度となく再販が繰り返されました。
「べらぼう」ではこの『江戸生艶気樺焼』が、なんと出演者総出(みんなノリノリ)で劇中劇という形で演じ上げられました。この劇中劇、おそらく視聴者のほとんどは「数カットで終了するものだろう…」と思っていたことでしょう。しかし蓋を開けてみればかなりの長尺で展開されましたね。
今回の放送で『江戸生艶気樺焼』の実際の内容が気になった方も多いと思いますが、本作は現在、国立国会図書館で保管されており、誰でも閲覧することが可能です。
それでは、『江戸生艶気樺焼』の実際の内容を見ていきましょう。ほとんどが「べらぼう」で演じられた内容まんまなので、そこもまた面白いです。
2ページ目 『江戸生艶気樺焼』全ページの紹介
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