日清・日露戦争、日本が強国の清(中国)、ロシア相手に勝てた理由とは? 〜 軍事改革と近代化の秘密:4ページ目
日本の勝利がもたらしたもの
日清・日露戦争に勝利したことで、日本は「アジアの新しい強国」として世界に認められました。これによって日本は国際的な地位を大きく高め、列強の仲間入りを果たします。
しかし、戦争には当然大きな代償もありました。戦費は莫大で、国民の負担は増えました。また、この勝利が軍部を強気にさせ、のちの昭和時代の軍国主義へとつながるきっかけにもなっていったのです。
結局、なぜ日本は勝てたのか?
答えは簡単です。「明治時代の近代化が成功したから」です。西洋式の軍事制度を取り入れ、産業や交通インフラを発展させたことで、戦争を支える力をつけたのです。もし明治政府が「昔のやり方でいいや」とのんびり構えていたら、この勝利は絶対にあり得ませんでした。
今、平和な時代に生きている私たち。だからこそ、過去の戦争を振り返り、「どうしてこうなったのか」ということを考えていくことも大切です。そのようにして、歴史から学んでいく姿勢こそが未来をつくるための良いヒントを得ることに繋がるのかもしれませんね。
そんな風に、歴史的な出来事をみていっていただければ、幸いです。
参考文献