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歴史上稀有な長州の天才!幕末の偉人「吉田松陰」の功績と心に突き刺さる名言の数々【後編】

歴史上稀有な長州の天才!幕末の偉人「吉田松陰」の功績と心に突き刺さる名言の数々【後編】:2ページ目

吉田松陰の残した心に突き刺さる名言5選

松陰は門下生に対して名言を多く残しています。今回はその中から5つ厳選して紹介いたします。

至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり

「人を動かしたいなら、誠意をもって接しなさい」という意味の有名な名言です。松陰の信念にしたがって真っすぐ行動に移すことを表すような、心に刺さる言葉です。

志を立ててもって万事の源となす

「何事も目標や信念を持つことが大切で、目標や信念を持つことがすべての始まりとなる」という意味です。心に決めた目標や目的を持つことの大切さを表した名言です。

学は人たる所以を学ぶなり

「学ぶのは己を磨くため、世の中のために己がすることを知るためで、学校に入る知識を得るためでも、職業に就くためでも、役目を果たすためでもない」という意味です。重い言葉ですね。

肝に銘じて学びましょう。

寧んぞ兆民の安きを致すを得ん

「一己の労を軽んずるに非ざるよりは寧んぞ兆民の安きを致すを得ん」
「自分の苦労をなんとも思わない人でなければ、多くの人々を幸せにするような人物にはなれない」という言葉です。人間は自分の苦労ばかり語りがちな生き物です。他人のためにどれだけのことができるかで、人間の価値が決まるということです。

禽獣に異なる所以を知るべし

「凡そ生まれて人たらば宜しく人の禽獣に異なる所以を知るべし」
「人として生まれてきたからには、鳥や獣と異なる理由を知らなければならない。道徳を知り、行動できなければ人間とは言えない」という意味です。人間として生まれた意味を考えなさいという松陰の深い考えを表した言葉です。

まとめ

前編・後編で吉田松陰の人物像や教え、名言について紹介いたしました。

吉田松陰が尊王思想家で、強硬な攘夷論者であった一面により、過激な行動に目がいきがちですが、教えは人の心にささるものばかりで、松陰の信念に真っすぐに行動するという考え方も見習うべきものでした。

魅力的な人物であったことは間違いないでしょう。他にも数多くの名言を残した吉田松陰。一度ふれてみてはいかがでしょうか?

 

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