女も男も抱きまくる!?愛され僧侶・一休さんとモデル「一休宗純」の差に驚愕!驚きの珍行動:3ページ目
「愛され一休さん」ができるまで
「一休咄」は作者も不明のうえ、一休をモデルとした話のほか、ほかの僧侶たちの話なども一休さんに置きかえて描かれたものだと言われています。
そのため、驚きの珍行動をとっていた実像の「一休」とは大きな差ができ、愛されキャラの一休さんだけがひとり歩きをしてしまったのでしょう。
ですが、謙翁や華叟のもとでは熱心であったとの説もありますし、民衆との距離は近かったとも言われています。
大徳寺の伽藍を復興させるために私財を投げうって資金調達をしたと言われる尾和宗臨(おわそうりん)も、一休に参禅していました。
また、正月にドクロを持って各家を訪問したことやお地蔵様に小便をかけたことも、理由があってのことではないかという説もあります。
インパクトある破天荒な僧侶だったからこそ人々の記憶に残り、破戒僧であったこともまた、人々にとっては身近に感じられたのかもしれませんね。