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天皇の皇位継承の証「三種の神器」は本当に実在する?今どこにあるの?その由来と現況を解説

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神器は現在どこにある?

八咫鏡については、日本神話によると天照大神が「鏡を私だと思って祀りなさい」と邇邇芸命(ニニギノミコト)に授けたことから、鏡と天皇は共に同じ屋根の下に住んで起居を共にするものと考えられていました。

そのため現在も、三種の神器は皇居宮中三殿のひとつである賢所に鎮座していますが、本体は八尺瓊勾玉のみです。草薙剣と八咫鏡は「写し」と「分身」であり、本体は先述の通り別の場所にあります。

というわけで現在、八尺瓊勾玉は皇居にあるわけですが、八咫鏡は伊勢神宮(三重県伊勢神宮)に、そして草薙剣は熱田神宮(愛知県名古屋市)に神体として奉斎されています。

ただし、直接観ることは正式な継承者である天皇ですら禁じられています。そのため、本当に存在しているのかどうかを確認する術はなく、三種の神器は実質的に「幻の神器」となっているのが実情です。

参考資料:歴史の謎研究会『舞台裏から歴史を読む雑学で日本全史』2022年、株式会社青春出版社
画像:Wikipedia

 

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