禁断の大奥 色情まとめ!”好色禁止”の奥女中たちが身を焦がした激しすぎる性愛スキャンダル【前編】:2ページ目
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「好色なことは禁止」という厳しい掟
大奥には、『大奥女中誓詞』という掟がありました。
たとえば、秘密は口外しない・外部からの願いは聞き入れない・火の元には気を付ける・幕府に対して悪事をなす相談はしない・誠意を持って務めるなどetc。
これらはまだ理解できるのですが、なかには「好色なことをするな」という厳しいものもあったのです。
けれども、恋愛や性愛への渇望は消せるわけでもなく、誓いなどなんのその、色の道に走った奥女中たちも少なくありません。
「大人のおもちゃ」を愛用する
たとえば、性への渇望を我慢できなかった奥女中たちは、自分で自分の性欲を慰めるためにいわゆる「大人のおもちゃ」を買い求めていたそうです。
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江戸時代には、両国に日本最古のアダルトショップといわれる「四ツ目屋(よつめや)」という小間物屋があり、さまざまな媚薬や淫具を扱っていることで大人気でした。
特に男性性器をかたどった「張型(はりがた)」という「大人のおもちゃ」は大人気だったか。
いろいろな種類があったようですが、中でも鼈甲(べっこう)を使用した張型は1両(※)もする高級品で奥女中が愛用していたそうです。
※1両:米価から換算した1両の価値は、初期の頃で10万円、中~後期で3~5万円ほどの予想。
恋愛・性愛を禁じられた奥女中たちにとって、大人のおもちゃは欲望を満たす道具として必須だったものの、自分で購入しに行くわけにはいかないため、江戸城に出入りする許可を持つ業者にこっそり頼んでいたそうです。
「四ツ目屋道具を愛用する奥女中」の話は上方落語「大名道具」や川柳などにもよく登場していました。
【後編】では、そんな大人のおもちゃには満足できず、生身の男に惚れ込んで江戸の街を驚愕の渦に巻き込んだ奥女中の一大スキャンダルをご紹介しましょう。
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禁断の大奥 色情まとめ!”好色禁止”の奥女中たちが身を焦がした激しすぎる性愛スキャンダル【後編】
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