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お酒好きの福沢諭吉、なんと少年時代から飲酒していた!お酒と縁深い諭吉の人生をたどる

お酒好きの福沢諭吉、なんと少年時代から飲酒していた!お酒と縁深い諭吉の人生をたどる:2ページ目

勉学のかたわら酒びたり

ただ、そうした状況が一変したのは、それから二~三年後のことでした。彼が十四~十五歳のときに学問に目覚め、学問のおもろしさを知ったのです。

それだけではなく、「学問に励めば中津から脱出できる」とも考えるようになりました。ここから、教育者であり思想家でもあった福沢諭吉の人生がスタートしたのです。

とはいえ、その後も彼の酒好きは変わりませんでした。

諭吉の回顧録『福翁自伝』でも、彼は1855年に22歳で入塾した大阪・適塾で蘭学を学びながらも、とにかくお金が許す限りお酒を飲んでいたとあります。

また適塾で学んだ後、江戸で蘭学塾を開いたときも「勉学のかわたら飲むことを第一の楽しみ」としていたほどで、生涯にわたって酒を好み、また酒と縁の深い人生であったことが語られているのです。

ちなみに、数あるアルコールの中でも、特に愛飲したのがビールだったと言われています。

参考資料:
歴史の謎研究会『舞台裏から歴史を読む 雑学で日本全史』2022年、株式会社青春出版社
キリン歴史ミュージアム
画像:photoAC,Wikipedia

 

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