紫式部の夫・藤原宣孝の死因は何だったのか?ほか…大河ドラマ「光る君へ」7月28日放送振り返り:2ページ目
敦康親王が藤原彰子の養子に
「敦康親王を人質に」
かつて亡き父・藤原兼家(段田安則)が使った手を道長に勧める詮子。
実際の道長なら言われるまでもなく実行したであろうことを、あえて周囲の差し金≒道長は仕方なく行ったとするのは、本作のお約束と言えます。
敦康親王を藤原彰子(見上愛)の養子にすることで、義理でも親王の外戚となる狙いがあるのは言うまでもありません。
もちろん彰子が皇子を産めばポイですが(実際そうしました)、万が一彰子が皇子を産めなかった場合でも恩を着せておくことは重要です。
彰子もまだ10代前半、おままごとのような養母子でしたが、彰子は敦康親王に愛情を注ぎました。
後に彰子が敦成親王(あつひら。後一条天皇)を産んだ後も我が子同然に可愛がります。
道長が敦成親王を皇太子に立てると、彰子は父と一条天皇を恨みました。
劇中ではまだぎこちない彰子と敦康親王が、親子の絆を育んでいく様子が今後の見どころとなるでしょう。