江戸時代の裕福な男たちをカモにした美女揃い詐欺集団「小便組」の下品極まりない手口:2ページ目
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妾や愛人を欲しがっている裕福な男性に近づき、気に入られると、前金として現在の1,400万円に相当する大金を支払わせて、「妾契約」を行ったのです。妾になると女性は毎晩のようにお漏らしを繰り返し、「お漏らしは病気だから治せない」と主張。
さらに、あの手でこの手で欲しいものを無遠慮にねだり、愛想を尽かせて男性から離婚を切り出させると言う手口でした。
そして、「男性側からの一方的な契約解消」であると言い張り、多額の手切れ金まで用意させたというのです。
2つの意味でお灸を据えられた小便組
汚い手口で稼いでいた小便組ですが、そのような悪事はいつまでも続きません。
あるとき、騙されていることを知らない男性が、病気でおねしょが止まらない愛人を心配して医者に見せたのです。当時の医学では、寝小便を治すにはもぐさを使った治療が有効だとされており、女性の治療方法は鶏卵程の大きさのもぐさを膣中に入れてお灸を据えるというものでした。
女性はもぐさのとんでもない熱さに悶絶。かなりの苦痛から「これは、ムリ!」と詐欺から手を引いていったそうです。2つの意味でお灸を据えられた女性たちは、二度と詐欺をしなかったと言います。
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