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揉めごとを仲裁する心得…鎌倉時代の武士・北条重時『六波羅殿御家訓』の教えに共感しかない

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北条重時とは

建久9年(1198年)6月6日生~弘長元年(1261)11月3日没

鎌倉幕府の第2代執権・北条義時の三男。母親は正室・姫の前。

同母兄の北条朝時(ともとき)とは正反対で、落ち着きのある苦労性な性格でした。

異母長兄である北条泰時(やすとき。第3代執権)に何かと反抗し、色々とやらかした朝時を見ていたためかも知れません。

後に六波羅殿探題として京都の治安を守り、朝廷に睨みを効かせながら鎌倉の幕政を見守るのでした。

重時の鎌倉武士からぬ慎重な性格が偲ばれる『六波羅殿御家訓』には、他にも興味深い教えがたくさん記されているので、また改めて紹介したいと思います。

※参考文献:

  • 桃裕行 校訂『北條重時の家訓』養徳社、1947年10月
  • 『増補改訂 武家家訓・遺訓集成』ぺりかん社、2003年8月
 

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