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明治の毒婦と呼ばれて…死んでもなお人生や遺体を辱められた薄幸の女性「高橋お伝」【後編】

明治の毒婦と呼ばれて…死んでもなお人生や遺体を辱められた薄幸の女性「高橋お伝」【後編】

その実情は定かではありませんが、お伝の性器はホルマリン漬けになり保存されていると囁かれています。実際に東京大学医学部でお伝の性器を見たという話が、昭和30年ごろにあったとか。

どうして性器を保存していたのかといえば、「学術的な意義があるというよりも、多情の女だったから」という理由だとある軍医が語っているそうです。

つまり、娼婦をして男を殺すような淫乱な女性の性器だったから、興味を惹かれたということなのでしょう。なんとも、バカバカしい理由だと感じます。


また、斬首されたお伝の頭部もドクロになって保存されているという話があります。こちらは、浅草のある漢方医の所有となったそうです。

お伝が斬首されて10年後、漢方医の元に旅の僧侶があらわれました。その僧侶は、「お伝の情夫だった小川市太郎」と名乗ります。市太郎はお伝のドクロを撫でて涙を流したとか。

お伝は斬首されるまえに市太郎の名を叫び暴れたとされているので、このエピソードが本当なら、少しはお伝の気持ちも晴れたと願いたいですね。

参考書籍:「高橋お伝」、「怪談五色 破戒」、「実録怪談 幕末の怖い話

 

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