彼氏の弟も好き♡欲望のままに生きた平安時代のメンヘラ「和泉式部」が日記に綴ったヤバすぎる恋愛事情【前編】:2ページ目
初結婚&スピード離婚と新たな恋の予感♡
和泉式部の初結婚相手は、橘道貞という貴族の男性でした。当時の女性の場合は結婚と同時に恋愛を終了し、箏(こと)や日記など多岐にわたる趣味の生活を楽しむのが一般的です。しかし、和泉式部の場合は結婚してからが本当の恋愛の始まりだったのかもしれません。
ことの発端は旦那・橘道貞の浮気の発覚でした。
橘道貞に愛想を尽かした和泉式部の中で、何かが吹っ切れたのでしょう。橘道貞とは自然消滅で離婚をし、さっそく新しい彼氏を作ってしまいます。この新しい彼氏というのが冷泉院の第三皇子・為尊親王です。
しかし、男運のない和泉式部。この為尊親王は典型的なチャラ男で、疫病が大流行していたにも関わらず夜遊びを続けていたことが祟って早くに亡くなってしまいます。