【国際女性デー】大正9年、25歳の若さで日本初の女性校長に就任した「鳥原ツル」:2ページ目
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鳥原ツルは、校長在任2年で関東州にあった旅順高等女学校に転任。後に医師と結婚、戦後は日本に引き揚げて宮崎で暮らしました。
また、木内キヤウはその後、東京都北区滝野川に木内学園を創設して鳩の家園長を務め、戦後の第1回参議院議員通常選挙で全国区から出馬して見事当選、文部委員として教育と女性教員の問題解決に尽力しました。
小学校の女性校長が、比較的早い段階で登場したのに比べ、一方の中学校の女性校長の登場は、戦後の新制中学がスタートした1947(昭和22)年まで待たなければなりませんでした。
全国で同時に校長になった女性が何人かいましたが、その中の一人、宇高ラクは、1994(平成6)年まで存命していました。亡くなる前年には、100歳を記念して日本画の個展を開くなど、最後まで矍鑠(かくしゃく)としていたそうです。
参考
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