健康オタク・徳川家康にまつわる食文化を見て・味わうイベント「武士のめし」展【前編】:2ページ目
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【安倍川餅】
安倍川上流の検分の際、茶店で「つきたての餅に、きな粉をまぶしたもの」を食べた家康。茶店の者に餅の名前を尋ねたところ「安倍川の砂金をまぶした金粉餅です」と答えたとか。その味に感心した家康が改めて「安倍川餅」としたそうです。
【佃煮】
本能寺の変のあと、追手が迫ったことから摂津の佃村周辺まで逃げ、さらに船で逃げ延びた家康。そのとき、船を提供し保存食の佃煮も差し入れてくれたのが佃村の漁民でした。
その後、家康は佃村の人々を江戸「佃島」に呼んで住まわせ「佃煮」作りをさせたことから佃島の名物となったそうです。
ほかにも、三河から伝えた「混ぜ寿司」、風味のよさに魅せられた各地の「奈良漬」、味・風味・保存性の高さから三河武士の兵糧として推奨した「八丁味噌」、薬草のスイカズラ(忍冬)を本格みりんに漬け込んだお酒「忍冬(にんどう)酒」、初夢に見ると縁起がいいとされている「一富士・二鷹・三茄子」にちなんだ「折戸なす」など、いろいろあります。
徳川家康にまつわる食イベント「武士のめし」
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当時、徳川家康が好んで食したものは、現代にも引き継がれています。
戦国時代に今川・北条・武田・徳川がしのぎを削った「武士の国」静岡県では、2023年の9月から徳川家康ゆかりの食材や食文化のストーリーが分かるパネル展示と、実際に「武士のめし」を味わえるイベントを開催しています。
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