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秀吉も賞賛!於義伊あらため羽柴秀康16歳の無礼討ちエピソード【どうする家康】

秀吉も賞賛!於義伊あらため羽柴秀康16歳の無礼討ちエピソード【どうする家康】:2ページ目

あっぱれ秀康!秀吉の賞賛

……関白此よし聞し召、秀吉が子に向て無礼せんやつ、其罪死に当れし、あつはれ、秀康は心剛なるのみならず、はやわざも、人にすぐれたんなど、却て御感に預り玉ふ上は、何の御咎もなし……

※『藩翰譜』第一 越前

さて、馬場での一件を聞いた秀吉は、秀康の振る舞いに大層感心しました。

「うむ。養子であろうが我が子に向かって無礼せん輩、その罪は万死に値する。それに引きかえ、秀康は実にあっぱれじゃ。強靭な精神だけでなく、剣術にも優れておるとはのぅ」

誠に末頼もしい養子を貰ったものじゃ。徳川殿には感謝せねばのう……秀吉は満足げに笑うのでした。

その後、秀吉に嫡男・拾丸(ひろいまる。豊臣秀頼)が生まれたために用済みとなってしまった秀康は、結城家へ婿入りすること(結城秀康)になります。

歴史にif(もしも)はありません。しかしもし秀吉に男児が生まれず、秀康が豊臣家を継いでいたら、家康とどう対峙したのでしょうか。実に興味が尽きませんね!

※参考文献:

  • 新井白石『藩翰譜 一』国立国会図書館デジタルコレクション
 

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