築山の謀(東国ユートピア計画≒織田への謀叛)が露顕したことで、徳川家康(演:松本潤)は織田信長(演:岡田准一)に土下座謝罪。
「俺は何も指図せん。お前が決めろ」
暗に瀬名(演:有村架純)と松平信康(演:細田佳央太)を処刑するよう圧力をかけられ、二人を助けたい家康は身代わりを立てようと考えました。
しかし瀬名も信康も頑としてこれを断り、それぞれ自害を選びます。
もちろん史実だからそうなるのですが、今回の流れだと無理に感動シーンへこじつけているようで、却って興醒めの感は否めません。
何なら「悲劇の死を選ぶ自分」に酔っている節すら感じられます(特に瀬名)。
どうせ元からファンタジーなんだし、実は生きてました展開でもよかったんじゃ……正直どっちでもいいですけど。
そもそも家康はじめ皆で築山の謀に乗った以上、まとめて共犯。徳川家の重臣一同、連帯責任があるではないのでしょうか。
いくら五徳(演:久保史緒里)が書状を送ったところで、それで「二人だけの責任」とするのは、さすがにトカゲの尻尾切りが過ぎます。
この卑怯者ども、皆まとめて信長に滅ぼされてしまえ……そう感じたのは、きっと筆者だけではないはずです。
ともあれNHK大河ドラマ「どうする家康」第25回放送「はるかに遠い夢」。今週も振り返っていきましょう!