NHK朝ドラ「らんまん」のモデル・牧野富太郎は本当に「雑草という草はない」と言ったのか?:2ページ目
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2022年、発見に至る
しかし、この後が少しややこしいのですが、どうやら周五郎のこのインタビュー記事は、雑誌に載ることはなかったようです。
時代が下って2022年4月、帝国データバンク史料館でこの周五郎の体験が記録された本が発見されました。それは木村久邇典の『周五郎に生き方を学ぶ』という本で、同館の企画展の準備が進むなかで発見されたそうです。
著者の木村は山本周五郎研究の第一人者で、そこに上述のエピソードが書かれていたのだそうです。
つまり、周五郎からの又聞きという形ではありますが、「雑草という草はない」という言葉を富太郎が確かに口にしていた(らしい)ことが分かったわけです。
昭和天皇も覚えていたくらいですから、もしかするとこれは富太郎の口癖というか決めゼリフのようなものだったのかも知れませんね。もしかすると、彼の周囲でも多くの人がこの言葉を聞いていたかも知れません。
『らんまん』でも、きっとそのうちこのセリフが出てくることでしょう。
参考資料
nippon.com
高知新聞
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