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数字の「三」は縁起がいい?悪い?日本の”忌み数”にまつわる風習と難しさ

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宴会や結婚式でも…

一方、飲み会で「三」にまつわるものとして、漬物やお刺身を三切れだけお皿に乗せる三切れ皿と呼ばれるものがありますが、ここでは「三」は四や九と同じく縁起のよくない数字とされています。

なぜなら、三切れというのは「みきれ」と読むことができ、身を斬るという意味にも解釈できるからです。

飲食店では、刺身を振る舞うとき、奇数は縁起がいいという考えからお造り三種盛りというものを作ったりしますね。しかし三切れ皿にはならないように、盛り付ける枚数には気を付けることもあるようです。

このように、ひとつの事象における「三」の数字に、正反対の意味の解釈が与えられてしまうこともあるのです。

この他に、特に縁起をかつぐ儀式と言えば結婚式ですが、この時のご祝儀は、新郎新婦が「すぱっと分かれる(離婚)」ことにならないよう偶数の金額にしないとか、お札の枚数を奇数にするなどの習慣があります。

また同じく結婚式について言えば、神前式で行われる「三献の儀」も無視できません。これはお酒を三口で飲み干すという作法で、最初の二口は口を付ける程度にし、残りの一口でお酒を飲み干します。これなどは、婚姻の作法において、「三」がいい意味に解釈されていることの一例です。

このように、三という数字ひとつ取っても正反対の解釈があるのです。むやみにとらわれず、こうした風習ともバランスを取って付き合っていきたいものです。

参考資料

 

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