1000人もの女奴隷が奉仕?実は2人いた?多くの謎に包まれた邪馬台国の女王「卑弥呼」:2ページ目
2ページ目: 1 2
卑弥呼の政治
弥生時代後期頃に邪馬台国を治めた卑弥呼は、焼いた亀の甲羅や骨の割れ目を見て吉凶を占う「卜術(ぼくじゅつ)」と呼ばれる占いを駆使した政治で民衆を導きました。
卑弥呼には1000人程の女奴隷が仕えていましたが、女王になってからは弟の前にしか姿を現さなかったと言います。代わりに、卑弥呼の弟が民衆に占い結果を伝えて、政治を支えました。
もう1人存在した卑弥呼
卑弥呼は180年代に即位してから亡くなる247年ごろまで、約60年間も女王として君臨したとされています。しかし、当時の平均寿命は約15歳。そのため、60年も在位することは不可能であるという見解があるのです。
そのため諸説ありますが、「卑弥呼」という呼称は人物名を表すものではなく、役職名または称号を意味しているとも言われています。
この説では、卑弥呼として即位した台与(とよ)について、「卑弥呼と呼ばれていた先代から名を受け継いだだけのアトツギだったのではないか?」とも言われています。
ページ: 1 2