春画のエロさに幕末の異人も腰抜かす!ペリーも激怒した江戸時代ニッポンの”性”のおおらかさ:2ページ目
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恥知らずなのに行儀がいい…ニッポンジンがワカリマセン
ロシア艦隊の軍医ヴィシェスラフツォフは、お店に挿絵入りの三文小説や春画が白昼堂々販売されていたり、性器が描かれた凧や玩具で子供たちが遊び、なおかつ何の絵なのか知っているということに大変驚いたようです。
倫理観が崩壊している!と嘆きつつも同時に日本人が「行儀が良くてたいへん温厚」なので、理解できない!と書いています。
また、エルベ号のドイツ人艦長ヴェルナーも、わいせつな品物が玩具として堂々と飾られて、それを家族が家族のために購入していく様子に驚き、
「十歳の子が、ヨーロッパでは老貴婦人でさえ知らないような性愛の秘儀を知っている!」
と呆れ、日本人は恥を知らないので恥知らずと評価しています。
しかし同時に、化粧をしなくてもバラ色の頬をした日本女性の愛らしさにほれ込んでしまうとも語っています。
幕末期の外国人たちは、日本人の秩序の良さや温厚さに感嘆しつつも、性のおおらかさについてはどうしても理解しがたかったようです。
江戸時代の人たちは色事にとってもおおらか♪のぞき見されてもなんのその!
江戸時代、性風俗について描いた浮世絵「春画」では、色事を題材に数えきれないほどの作品が描かれていました。葛飾北斎や歌川国芳など大人気絵師もさまざまな春画作品を残しています。もちろん、一般庶民の…
参考:江戸の春画を知りたい(Gakken Mook)
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