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「鎌倉殿の13人」義円を妬む義経、そして…第11回放送「許されざる嘘」振り返り

「鎌倉殿の13人」義円を妬む義経、そして…第11回放送「許されざる嘘」振り返り:2ページ目

二つ目の嘘「源頼朝、伊東祐親・祐清を暗殺する」

さて、頼朝にはまだ男児がおらず、そこへ正室の北条政子(演:小池栄子)がめでたく懐妊。今度こそ男の子を授かるために、あーじゃないこーじゃない……

全成(演:新納慎也)「親が徳を積めば、望みの子が生まれるようです」

義時「こういうのはいかがです。先の戦で捕らえられている者たちを許してやるというのは」

そこで捕らえていた伊東祐親・伊東祐清父子の恩赦を決定。八重姫(演:新垣結衣)と親子三人、江間(義時の領地)で安らかな余生を……と思っていた矢先。

全成「伊東殿が生きておられる限り、千鶴丸様の成仏は難しいかと」

殺された千鶴丸が成仏しなければ、男の子は授かれない……そこで頼朝は控えていた梶原景時(演:中村獅童)に目配せをします。

祐親「善児ではないか。生きておったか」

善児(演:梶原善)「へぇ」

これまで多くの者を屠ってきた善児の兇刃が、かつての主君である祐親・祐清を襲い、あっさりとその命を奪ったのでした。

かつて北条宗時(演:片岡愛之助)を殺した罪を許す代わり、何の未練もなく鞍替えしたようです。

景時「伊東祐親殿はわしがお迎えに参ったところ、ご子息と共にご自害された」

「この一件は速やかに収めよという鎌倉殿の強いお指図でござる」

どこからどう見ても頼朝の仕業ですが、知らぬ存ぜぬとはねつけられてしまいます。

義時「一度口にされたことは必ず守られる。恐ろしいお方です」

頼朝「口が過ぎるぞ小四郎」

義時「人を許す心が徳となるのではないのですか。それゆえ望みのお子を授かるのでは!」

頼朝「……生まれてみれば分かることだ」

そして冒頭の「爺様は……」につながるのですが、実際に千鶴丸を殺した善児がまだ生きていることで、生まれて来る子(後の源頼家。演:金子大地)は短命になるとの占い結果が。

さて、鎌倉で随一の汚れ役・梶原景時に仕えることとなった善児。これから誰を殺し、そして自身がどのような末路をたどるのか、注目ですね。

3ページ目 恋のバトル、侍所別当、夫への苛立ち……そして次回へ

 

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