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決して犬を飼わない地域がある!?1300年間災い避けてきた吉野の町と、狐のために犬を飼わない長野の村

決して犬を飼わない地域がある!?1300年間災い避けてきた吉野の町と、狐のために犬を飼わない長野の村

長野県の筑北村・奇祭「狐の嫁入り」

長野県の表題の青柳地区でも、昔から犬を飼っていないそう。その理由は、地元の『里坊稲荷神社』にまつられている、狐の伝説にあります。

青柳宿は「おじょろさま狐」「三平狐」「うたの助狐」の3匹の狐に守られており、おじょろさま狐はこの里坊稲荷神社の使いとして青柳宿を廻り、火の用心をしてくれているとのこと。

ある雪の降った寒い朝、表の戸を開けて見ると雪の上に狐の足跡がついているので、不思議に思った村人が足跡を追って見ると、隣の家に入って出て行っていたことから、見回りをしてくれているとわかったそう。

そのためこの村では狐を大切にし、狐に害を与える犬を飼ってはいけないという習わしが残っています。

そんな青柳地区では、諏訪御柱大祭の翌年に、7年(数え年)に一度「狐の嫁入り」という祭りが行われます。なんと、男性が女狐・狐嫁などに仮装して、花嫁は籠に乗り狐に仮装した花婿が付き添うというもので、奇祭として知られているそうです。

・参考サイト:青柳地区「里坊稲荷神社祭」、八十二文化財団、吉野町

 

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