与那国島の歴史―初めて文献に現れたのは―

1477年２月に朝鮮の済州島の住民３名が与那国島に漂着したという事件で、与那国島が初めて文献に登場します。この３人は他の島にも行きましたが、最も長く滞在したのが与那国島だと、『李朝実録』という膨大な資料に残っています。

また、このころにはサンアイ・イソバと呼ばれる女性首長が現れるころであり、勢力のある按司（豪族）が登場し始めたと言われています。

与那国島の歴史―琉球、そして薩摩藩による支配―

1522年に、与那国島は琉球王府の支配下に入ります。さらに、1609年には薩摩藩が琉球侵攻を行ったことから、薩摩藩の支配下に入ります。

人口に応じて課税される非常に厳しい人頭税が課され、人々は苦しみました。また、人口を減らすために妊婦に岩の割れ目を跳ばせたとされる久部良割（クブラバリ）の伝承も残っています。

1879年の琉球処分に伴い、与那国島は日本の府県姓に帰属します。

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