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人助けしていたのに…山梨県に伝わる、妖怪「送り狼」の悲しい伝説

人助けしていたのに…山梨県に伝わる、妖怪「送り狼」の悲しい伝説:2ページ目

「この狼が後をつけていたのか、人を食べようとしてたのだろうか」と、村人は寄ってたかって狼を殺してしまいます。

しかしそれ以後、代わりに旅人が熊や猪に襲われるようになりました。あの狼は実は旅人を守ってくれていたのかと村人たちは気がついたとのこと。

そして申し訳ない事をしたと悔やみ、狼を手厚く葬り、お祀りするようになったということです。

現在は神社は無くなり、その伝説を示す看板と像が建つだけです。

日本には狼信仰があり、「武蔵御嶽神社」のように害獣から守ってくれる神としても崇める場所もあれば、「送り犬」のように恐ろしい伝説もあります。

もしかしたら本谷林道の送り狼も、はるか昔にある人間との約束を律義に守り、村人を守っていたのかもしれません。何にせよ昔は不思議なことがあったものです。

※アイキャッチ画像:月夜のイメージ画像、ACphoto

 

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