日本の美しい風景とそこに浮かぶ日本の伝統色を紹介した色の図鑑『四季彩図鑑 写真でつづる日本の伝統色』
みらいパブリッシングから、『四季彩図鑑 写真でつづる日本の伝統色』が発売中です。
古代、色彩語は明(あか)・顕(しろ)・暗(くろ)・漠(あお)の四色だけでした。やがて中国から仏教が入り色に対する認識が一変。そして、植物から染料を生み出す技を得るようになると、四季折々さまざまな色彩の変容をとらえ、そこにゆかしい色名をつけ、纏い、暮らしを彩るようになります。
古来、日本人が自然の中から生み出し、染色技術の発展とともに育んできた多くの色は、桜色(さくらいろ)、茜色(あかねいろ)、萌黄色(もえぎいろ)のように身近な植物から生まれ、いまも私たちの暮らしのなかに息づいています。
さらにこの国には、思色(おもいいろ)、椋実色(むくみのいろ)、掻練(かいねり)といった、あまり知られていない繊細でゆかしいあまたな色があふれています。
本書は、景勝地 日光の季節がうつろう105点の写真と、 それぞれの風景のなかに浮かび上がる日本の伝統色105点を掲載した、色の図鑑です。
伝統色と色名のゆかしさを、写真に添えて紹介。著者による色の解説や、著者自ら詠んだ俳句も掲載し、詩人・永方佑樹の詩も寄り添った、贅沢な仕上がりの一冊となっています。
『四季彩図鑑 写真でつづる日本の伝統色』 は、1980円(税込)で発売中です。