次世代型サムライ!男の着物「和次元 滴や」から2021年の春コレクションが発表:2ページ目
Code : FSPC 廿壱丿零伍
したたり合わせ 矢羽根刺繍
6箇所に矢羽根柄の刺繍を施した小袖と、ライトグレーのふくれ二重織の袴との 爽やかなコーディネート。
まさに “白羽の矢が立った” ような小袖には、6箇所・計12本もの矢羽根が、白や薄紫の糸で刺繍されている。左右の袖口の前後4箇所と左胸、右肩の後ろには背負うように…と、各所に2本ずつの矢羽根が刺繍されている。
ライトグレーの袴は、ふくれ織に近いテクスチャーで、細やかな凹凸は、無地ながらも退屈させない。先染め・二重組織の変わり織で、 見た目より軽い。しなやかで型崩れもせず、ヒダの陰影も 際立って美しい。落ち着いて 上品な色目は、幅広いコーディネートを約束してくれるはずだ。
Code : FSPC 廿壱丿零陸
風土ローブ 表裏接結・ウォッシュ
インディゴ染めとボーダーとの、全く違う表裏を糸で接結して1枚にした生地から仕立てた風土ローブ。
この風土ローブでは、インディゴ染めの無地と野趣のあるボーダーとを、表と裏として、糸で接結して1枚にした生地を使い仕立てた。仕立ての後には、2度の洗い加工を施し、刺し子のように 接結の糸目を響かせた風合いに仕上げ、ユーズド感を出した。綿の素朴な風合いを感じてもらいたいので、裏地の無い単仕立てだが、内側は全面ボーダーなので、スタイリングも楽しく、扱いやすい。前立て衿を開いた裏側や袖口を捲った内側、フードの内側など、所々にて 裏のボーダーを見せる着こなしには、工夫の凝らし甲斐がある。丈夫なので、和装・洋装に拘らず ヘビーユーズすることで、身体に馴染んで 迫力も増してくることだろう。
Code : FSPC 廿壱丿零捌
シルク・ウールの陣パーカ
シルク・ウールに 少しメタルを混紡した、グレンチェックの陣パーカ。緩いシワ感はメタルによる。
技有りな《和服パーカー》には、いかにも手を突っ込みたいポケットと、立体的な形状のフードを持ち、前合わせの開閉などで、様々に着回せる陣パーカもある。ちょっと生意気な着こなしをさせても、きちんと感が出るのは、グレンチェックの上品さによるものだろう。上品なグレンチェックの表地は、合わせやすいモノトーンで便利。品質は、薄手のウールとシルクなのだが、少しのメタルを織り込んでいる。それらの組合わせの妙なのか、独特なシワ感があり、カジュアルに用いても個性的だ。
いかがでしたか?「和次元 滴や」の公式ページには、このほかにも多数コレクションが公開されていますので、是非チェックしてみてください。