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今年の節分は124年ぶりに2月2日。意外と知らない「豆の準備」と「豆まきの時間」を解説

今年の節分は124年ぶりに2月2日。意外と知らない「豆の準備」と「豆まきの時間」を解説

「豆まき」をするのは夜

平安時代には、鬼や妖怪が深夜に徘徊することを「百鬼夜行(ひゃっきやこう)」と呼んで恐れていたそうです。

お話や言い伝えに出てくる鬼も、夜や洞窟などの暗闇で行動しています。

2020年に公開されて大ヒット、興行収入では驚きの記録を叩き出した「鬼滅の刃」に登場する鬼たちも、夜のみに行動していますね。

このようなことから、豆まきは、鬼たちがやって来ると言われている夜におこないます。

また、窓や玄関をすべて開け、奥の部屋から玄関に向かって豆をまいていきます。

まき終わったら福が出ていかないように、窓や玄関をサッと素早く閉めましょう。

まいた豆を捨てるのはNG

豆まきでまいた豆は、縁起のよい「福豆」なので、捨てるのはよくないとされています。

外にまいた豆は処分しても大丈夫ですが、家の中にまいた豆は、食べ切らなくてはいけません。

ただ、「床や玄関に落ちた豆を食べるのは気がすすまない」という人もいるでしょう。

そういうときは、小分けに包装されている豆を開封せずにまくという方法もあります。

まいた豆は、拾って、自分の年齢より1つ多い数を食べます。

あまった豆は、ごはんと一緒に炊飯器へ入れて炊いたり、湯呑みに入れてお茶や湯を注いで「福茶」として飲んだりするのがおすすめです。

節分は、旧暦では「大晦日」に当たる大切な日でもあります。小分け包装された豆をまくとしても、家の中はキレイに掃除し、少しでも多くの福を招き入れたいものですね。

 

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